厚生労働省がまとめた4月の診療報酬改定の概要が発表されました。
遠隔のみで完結させるのではなく、対面との組み合わせが原則となりますが、
基本的には、厚生労働省は、遠隔診療の普及を後押し
同じ医師が半年以上診療した患者に対し、モニター画面を通じ診察、
指導した場合に「オンライン診療料」(1カ月当たり700円)が新たに認められることになりました。
また、患者側も、例えば生活習慣病で外来を毎月受診している人の場合では、
月によって対面、遠隔と組み合わせて受診ができるようになります。
今回の報酬改定では、
遠隔診療が離島やへき地といったいわゆる地理的不利な方々をカバーしていた
医療が身近にある方々に向けても広げられます。
以前から注目は集めつつも、「本格稼働はまだまだ先」という声も出ていた遠隔診療ですが、
医療費の削減、医師数の不足や地域偏在、医療過疎や働き方改革など、
さまざまな課題の解決へ向けた、これまでとは異なるアプローチの一つとして、
早々に動き出したという感じがしています。
引き続き、注目をしていきます。