皆さまは、転職について、ご家族とどのくらいお話をされていますか?
転職活動は、当事者にとってはもちろんのこと、
時に、ご家族など周りの方々にとっても、
大きく環境が変わり、転機になることがあります。
以前、お手伝いをさせていただいた先生のケースで、
「転職活動は家族で行うもの」と改めて感じられた事例がありましたので、
ご紹介をいたします。
B先生は、
「若いうちから手術を多く経験できる病院」を希望されていました。
転職先の候補に挙がった病院があるのは、
現在のお住まいからは転居が必要な、B先生の出生の地。
B先生にとっては縁のある地域ですが、
奥さま、お子さまにとっては初めての土地です。
転職に向けていよいよ話が進みそうになったタイミングで、
奥さまから「待った」がかかりました。
奥さまとして、もちろん先生を応援したいお気持ちですが、
一方で、全く知らない土地で、しかもご両親のサポートを受けづらい環境で、
「本当にやっていけるのか」と不安に感じられたためです。
家族会議を何度も重ねられ、
また奥さまも一緒に、候補先の病院とその周辺環境の見学もされました。
結果、転居後のイメージが明確になり、
奥さまもご家族で一緒に転居されることを決断。転職が実現しました。
私自身、「B先生のご要望に沿った求人の提案を」と考え動いておりましたが、
転職はご家族にとって大きな転機であること。
そのことも、アドバイザーとしてしっかり先生に
お伝えしていかなければならないと感じました。