CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

在宅医療における薬剤師の役割

キャリアを考える

先日、30名を超える薬学生の方とお話をする機会がありました。

薬剤師の地域偏在、地域包括ケアシステムにおけるかかりつけ薬剤師、
薬薬連携など、高い問題意識を持って学び考えていて、とても頼もしく感じました。

その中でもとくに関心の高さを感じさせたのが、「在宅医療」です。

高齢者の増加に合わせて、
当然のことながら在宅医療での薬剤師の役割とニーズは
ますます高まることが予想されます。

本日は在宅医療における薬剤師の役割について考えてみます。

ご存じの通り、在宅医療における薬剤師の業務内容は、
患者さまの自宅への薬のお届け、残薬状況の確認、薬の飲み合わせと副作用の確認など。
また、医師に相談をした上での飲みやすい薬への変更の検討なども、
代表的な業務の一つではないでしょうか。

当然、調剤・処方に集中できる調剤薬局での業務とはまた違った、
スキルが求められます。

≪在宅医療で薬剤師に求められるスキル≫
1.    コミュニケーション力
患者さまの自宅に伺う在宅医療では、ご本人は当然のことながら、
そのご家族とも信頼関係を築く必要があります。
また、医師、看護師、ケアマネージャー、介護士など、
在宅医療に関わる他の専門家と連携を取り、仕事を進めていく上でも、
コミュニケーション力は欠かせません。

2.    幅広い医療知識
服薬指導においても、調剤薬局とは違い、
副作用やサプリメントとの飲み合わせ、保管方法などについても、
指導しなくてはならないこともあります。
また、医師が同行していない場合などには、
バイタルサインのチェックや、注射器や点滴の調整技術も
身に付ける必要があるかもしれません。

いかがでしょうか?

ニーズの高まりを受けて、在宅医療に参入する薬局も増えています。
ご自身のスキルアップのためにも、そしてニーズにこたえるためにも、
ご転職を考えられた際には、検討をしてみてはいかがでしょうか。


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