実際にある薬局の内訳を参考に見てみましょう!
【事例(1):九州のA薬局】
■売上高:約 5,200万円
■雇用スタッフ
・薬剤師:正社員1名、パート1名を雇用
・事務員:正社員2名を雇用
■販管費 14,263,246円 (100.0%)
~内訳~
販売員給与 7,690,600円 (53.9%)
賞与手当 2,792,375円 (19.6%)
法定福利費 1,534,289円 (10.8%)
旅費交通費 16,500円 (0.1%)
福利厚生費 36,530円 (0.3%)
接待交際費 35,000円 (0.2%)
通信費 110,475円 (0.8%)
水道光熱費 143,540円 (1.0%)
租税公課 0円 (0.0%)
消耗品費 80,732円 (0.6%)
営業費 3,000円 (0.0%)
修善・保守管理費 75,772円 (0.5%)
保険料 4,500円 (0.0%)
減価償却累計額 323,551円 (2.3%)
地代家賃 756,000円 (5.3%)
諸会費 206,941円 (1.5%)
容器包 401,746円 (2.8%)
雑費 51,695円 (0.4%)
【事例(2):大阪のB薬局】
■売上高:約 4,600万円
■雇用スタッフ
・薬剤師:正社員1名を雇用
・事務員:パート2名を雇用
■販管費 15,961,381円(100.0%)
~内訳~
給与手当 7,807,872円 (48.9%)
賞与 951,323円 (6.0%)
法定福利費 989,438円( 6.2%)
旅費交通費 107,510円 (0.7%)
通勤交通費 326,060円 (2.0%)
企業年金保険料 186,920円 (1.2%)
接待交際費 0円( 0.0%)
通信費 174,184円 (1.1%)
水道光熱費 444,032円 (2.8%)
事務消耗品費 134,730円 (0.8%)
調剤包装料 202,203円 (1.3%)
業務委託費 506,176円 (3.2%)
諸会費 171,600円 (1.1%)
減価償却費 600,000円 (3.8%)
修繕費 0円 (0.0%)
保険料 3,600円 (0.0%)
地代家賃 2,417,600円 (15.1%)
会議研究費 1,500円 (0.0%)
賃借料 472,960円 (3.0%)
新聞図書費 0円 (0.0%)
管理費 170,036円 (1.1%)
広告宣伝費 0円 (0.0%)
事務委託費 235,744円 (1.5%)
支払手数料 3,900円 (0.0%)
雑費 52,140円 (0.3%)
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調剤薬局の販管費の中で割合が高いのは、
「人件費」「家賃」、次に「リース代(賃借料)」となることが多いです。
その他の項目については、
薬局によって数字が大きく変わることはほとんどございません。
(「減価償却費」は固定資産に拠るため変動あり)
よって、販管費を確認する際には、
まずはこの3点「人件費」「家賃」「リース代(賃借料)」を
必ず押さえておきましょう。