面接で何を質問したらいいか、わからない
「新卒の就職活動以来、面接なんてしたことがない…」
「何度面接をしても緊張してしまい、どうしていいかわからない…」
こんなご相談を、度々いただくことがあります。
就職面接は何を聞かれるか、どきどきしますよね。
ほとんどの場合は、履歴書に沿って、これまでのどのようなキャリアを積んできたのか、
どのような環境で働いてきたか、また転職理由などを質問されます。
しかし、それではこちらの話をするばかりで、
応募先がどのような環境なのかをうかがい知ることができません。
もちろん中には、丁寧に経営理念や、職場環境、職員に求めるものなどを
教えてくださる面接官もいますが、全ての面接官がそのような方とも限りません。
そのような場合には、ぜひこちらから積極的に質問をしてみましょう。
職場環境を知るためには、以下のような質問が効果的だと言われています。
・職員(薬剤師)の人数、年代や性別、勤続年数
・残業時間(いつも何時頃に退社しているか)
・異動の頻度
またこれらの質問のほかに、もし面接官が経営者であれば、
どのような「想い」を持って経営をしているのかを、
聞いて見るのもおすすめです。
先日私がお伺いしたのは、
ここ数年、積極的にM&Aで店舗を展開している薬局です。
面接に臨んだ求職者の方は、条件や薬局の雰囲気に魅力を感じていたものの、
積極的な店舗展開をしているとういことで、
「利益重視の経営方針なのではないか」と不安に感じていらっしゃいました。
しかし面接で、
「後継者がいないことで薬局がつぶれ、地域の患者様が困ることだけは避けたい。
それであれば、当社が継承して、地域の患者様の力になりたい。」という社長のお考えを伺い、
抱いていた不安はまたたく間に解消し、
逆に「このような考えの社長のもとで働きたい」という気持ちが、大きくなったのです。
せっかく足を運んでお話を伺うのであれば、
求人票ではわからない情報を、しっかり見聞きしておきたいですよね。
ぜひ、面接先の「想い」に触れる質問をしてみて、
転職先を決めるための、より良い判断材料を見つけてみてください。