CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

クリニック開業で求められること【その5】

開業

毎月支払う賃料はどのタイミングから発生するのか。

医療モールなど、賃貸で開業をされる場合、
毎月の賃料や保証金などが必要になります。

賃料は、周辺の路線価や不動産状況を
踏まえて算出され、坪単価での案内が多いです。

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例)広さ50坪で、坪単価10,000円というケース

毎月の賃料は 500,000円+消費税=540,000円 となります。

※別途「共益費」や「駐車場代」などを
 設定されるケースもあります。

また、保証金が賃料の6~10ヶ月分とすると、
3,000,000~5,000,000円+消費税 になります。

※保証金も運転資金に含めておきます。

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次のポイントは、賃料支払が発生するタイミングです。

支払発生時期は下記のタイミングとなることが多いです。

(1) いわゆる「スケルトン」状態でDrに鍵を渡すタイミング。
 ⇒ 内装工事を始める時から発生します。
   開院の3~4ヶ月前が目安でしょうか。

(2) 内装工事が終わり、クリニック開業1~2ヶ月前のタイミング。
 ⇒職員研修ならびに開設届提出後の実査あたりが目安でしょうか。

(3) 開業後、保険診療の売り上げが入ったタイミング。
 ⇒開業3ヶ月後からが目安でしょうか。

診療が始まる前であれば、いわゆる「空家賃」の形になりますが、
当然、物件オーナーは、
早いタイミングから賃料を得たいものです。

上記のような取り決めは「賃貸借契約書」に
盛り込まれますので、事前の交渉も必要になってきます。

今回は賃料を取り上げましたが、
開業前は様々な場面で物入りなことが多いです。

一方、開業後すぐに保険診療分は振り込まれないため、
開業後2ヶ月間は手元に入るお金も少ない状態です。

ただ、いつかはお支払いただくものですから、
支払時期を分散化させるで、
毎月の出費額を均すことができます。


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