個人 or 法人成り(法人化) どちらがメリットがあるでしょうか?
開業希望薬剤師の方によく聞かれる質問で、
「薬局を経営する際に、
個人で開業する方がよいのか法人で開業する方がよいのか」があります。
当然、どちらにもメリット、デメリットがあるため
一概にどちらが良いとはいえません。
ただ、一般的には、
年間所得が1,000万円程度の場合は税負担を軽くできる可能性があるため
法人成りにした方メリットがあると言われていいます。
以下に、個人事業主として開業した際のメリット・デメリットを
まとめました。
<メリット>
・開業手続きがラク
(法人の場合は定款作成や登記が必要です)
・法人設立費用がかからない
(法人を設立する際に初期費用として25万円程度かかる)
・税務申告が難しくない
(法人の場合はご自身での確定申告は難易度が高いと言われています)
<デメリット>
・(一般的に)法人に比べ信用度が低い
・所得が多くなるとその分税負担が増える
・費用として計上が可能な範囲は法人の方が広い
以上です。最終的には、総合的にご判断をいただき、
法人成りするのか個人事業主として経営されるのか判断された方がよいかと思います。
また、個人事業主として開業をした後、
途中から法人化できるのかという質問をいただくことがありますが
変更の手続き等が必要となるため、
開業時期に余裕があり、いずれ法人成りをお考えであれば、
はじめから法人化しておいた方が良いかもしれません。
開業に際し、ご不明点等がございましたら、
些細なことでも結構ですので、弊社までお気軽にご相談ください。