固定概念にとらわれすぎずに考えよう
私自身、約12年間音楽に携わっていたこともあり
医療ニュースに加えて、音楽の雑誌やニュースも
時々目を通すことがあります。
先日、なんとも興味深い記事が。
オンライン学術雑誌「ACS Omega」における
ウィリアム・グローバー博士(カリフォルニア大学リバーサイド校)の
発表記事です。
『楽器によって生み出される音の周波数が
「楽器の物理的な特性」によって決まる性質を利用して、
医薬品のなかに紛れ込んだ偽造薬や不良医薬品を見つけ出すセンサーを開発した。』
ということ。
「楽器の性質を利用して偽造薬を見つけ出す」
なんとも、面白い。
C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品のニュースは
まだまだ記憶に新しい方も多いはず。
爆発的に広がる「偽造薬リスク」は日本のみならず
発展途上国を中心とした世界的に、大きな問題となっています。
その、偽造薬リスクを回避するために
発表されたのが、なんと「楽器」。
一見、何の親和性もなさそうです。
しかし、そこには角度を変えて探さなければ
見つけることができない親和性・可能性が隠れていたようです。
* * *
日々、仕事をしていると
つい、固定概念に縛られることはないでしょうか?
・今までこれが当たり前だったから
・これが常識だと思っていたから
・こんなことをして上手くいくはずがない
私自身、固定概念にとらわれやすい性格なので
よくこのように感じていますし、とても反省をしています。
「当たり前のことに縛られない」ということは
どの仕事をしていくにしてもとても大切なことだと思っています。
ひょんなことから見つけた
「偽造薬リスク回避×楽器」の記事。
改めて自分の仕事スタイルを見直す、
良いきっかけとなりました。
みなさまは今の仕事に対して
「固定概念に縛られている」、と感じたことはないでしょうか。
一度、自分のキャリアを見直し
固定概念という、凝り固まった考えをほぐすのも
ひとつのキャリア形成かもしれませんね。