有給休暇っていつもらえますか？
ご転職の際に、よく「有休」について
たくさんご質問をいただきます。
少し、堅い話から始めますと…
有給休暇は「年次有給休暇」が正しい名称です。
労働基準法で、労働者の「権利」として認められた休暇で、
よく、「有休」と略して呼ばれますね。
では、よくある質問その1、「いつから有休もらえるの？」についてです。
有休が付与されるには、
大きく分けると2つの条件があります。
１. 入社後6ヶ月以上在籍していること
２. 所定労働日の8割以上出勤していること
ですので、8割以上出勤をしていれば
半年後には有給休暇が付与されます。
これはあくまでも法律上の規定で、会社によっては、
入社後すぐに有給休暇を付与される場合もありますし、
8割出勤していなくても取得できることもあります。
要は、法律を下回っていなければＯＫということですね。
そして、よくある質問その２が、「パートでも有休もらえるの？」です。
答えはＹＥＳです。
正社員だけではなく、パートやアルバイトの方でも
条件を満たせば有休を取得できます。
その際、勤務日数によって付与される日数も異なるので
確認が必要です。
そして、多くの方のご転職をお手伝いしてきた私の経験からですが、
有休が取得しやすい企業と、取得しにくい企業があることも事実です。
特に、医師や薬剤師の方は、そもそも採用が困難で人員数もギリギリというところも多く、
1人欠けただけで、周りの方に大きな影響が出ることも…
そのため、休む「権利」だとは言っても、
現実はそうはいかないこともありますよね。
有休消化率が高い企業から、取得が難しい企業へ転職された場合、
お休みの少なさに、驚かれる方もいらっしゃいます。
就職活動の際には「有休消化率」を確認することも
入職後の「こんなはずじゃなかった」を減らす、ひとつの手段かもしれません。
