面接の事前準備、していますか?
これまで、どちらかといえばカジュアルな形式の多かった薬剤師の面接が、
一般企業と同様、しっかりとしたビジネス形式になってきました。
「以前の転職のときは大丈夫だったから」と
何も対策をせずに面接に臨むと、大失敗に繋がりかねません。
そこで、今回は面接前に確認をしたい
4つの質問に関してお答えします。
質問1 「志望動機」 質問頻度 ★★★★☆
なぜ、その企業を志望したのか、
簡潔に(短すぎず)答える必要があります。
例:「御社の『真の かかりつけ薬剤師を目指す』という理念に共感し、
このたび応募をいたしました。
患者様を第一に考え、不安なことがあればすぐに
相談をしていただける薬剤師になりたいと思います。
特に御社では、そのような薬剤師育成を目指されていることを
ホームページで拝見しましたので、
共に勉強させていただきたいと考えています。」
質問2 「今までの職歴について」 質問頻度★★★☆☆
「今までの職歴について教えてください」
といきなり質問されることもあります。
しっかりと自分の経歴を説明できるようにしておきたいですね。
例:「今まで約10年、薬剤師としての経験があります。
複数店舗を経験してきましたが、
総合病院の門前や、小児科・心療内科なども経験しています。
常にチームワークを意識して、仕事をしています。
患者様、従業員、すべての人との関わりを大切に考えています。」
質問3 「前職の退職理由」 質問頻度★★★★☆
結婚や引っ越しなどの理由で退職した場合と、
人間関係の悪化や、会社体制への不満で退職した場合とでは
法人側の心証は大きく変わってきます。
前者であれば、そのままの理由で問題ありませんが、
後者であった場合は、伝え方を工夫した方が良いかもしれません。
その際のポイントは、「前職を悪く言わない」ことです。
和やかに面接が進むと、「ついうっかり」前職の悪口を
言ってしまいがちですが、評価が下がってしまうケースもあります。
人間関係が悪化した、だけではなく
スキルアップをしたい、在宅業務をしたい、研修制度を使いたい
など前向きな理由を添えると好印象になります。
人間関係の悪化や、会社体制の不満は、
本人にとっては、とても辛いことです。
しかし、面接時では後ろ向きな話題よりも、
前向きな、ポジティブなお話をするように心がけましょう。
質問4 「会社への質問」 質問頻度★★★★★
「最後にあなたから何か質問はありますか?」
よく聞かれるフレーズです。
「何もありません」は会社に興味がないと判断されてしまう可能性もあります。
2~3つは事前準備していきましょう。
また、その際注意をしたいことは、
待遇面、特に給与面についての質問は避けたほうがよいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
少しでも面接で高評価をいただくために
事前準備をしっかり行って面接に挑みましょう。