「年間休日120日以上を希望します!」
よく転職のご相談で、
そのような希望を伺うことがあります。
当社にご依頼いただく薬剤師の求人を見ると、
年間休日100~110日のものが多く見受けられます。
国民の平均年間休日は110日前後と言われていますので、
少し薬剤師の方は少ない印象でしょうか。
しかし、様々な求人票を見ていくと、
「年間求人75日」といった求人も見受けられます。
そもそも、年間休日はどのように計算をするのでしょうか?
薬剤師の方ならではの年間休日の計算方法について考えてみましょう。
年間休日75日!? そのカラクリは?
ハローワークが推奨する年間休日の計算方法は
「1日終日休みを休日1日としてカウントする」というもの。
しかし、調剤薬局の勤務時間の場合、
「木曜9:00~12:00」「土曜9:00~12:30」
といった半日休みの勤務も多く見受けられます。
実質、木曜と土曜の午後はお休みになるのですが、
ハローワークの推奨する計算方法では、
休みとしてはカウントされないことになります。
そのため、週のお休みが
「日曜、木曜午後、土曜午後」であっても休日は1日とカウントされ、
結果的に、調剤薬局などでは「年間休日75日」という求人票が
存在することになるのです。
ただ、これもあくまで「推奨」であり、
年間休日の計算方法は厳密な規則はないため、
掲載する媒体や会社ごとに多少変わってくることがあります。
あまり推奨はされていませんが、
「木曜9:00~12:00」「土曜9:00~12:30」
こちらの半日休み、2日分を合算して「休日カウント1日」としている企業もあります。
この場合、年間休日は110日を超えてきます。
そのため、同じ勤務時間の求人票でも、
「年間休日 75日の求人票」と「年間休日110日の求人票」
2通りの求人票が出来てしまうこともあるのです。
年間休日は休日の多さを調べる大切な指標であることは間違いありませんが、
その数字に頼りすぎることも危険です。
そのため、勤務時間と週の休みをしっかりと調べておくことをオススメします。
企業によっては変形時間労働制を採用しているなど、
勤務時間の計算方法が多少複雑になってくるケースもあります。
その際、私たちキャリアアドバイザーは
勤務時間などの詳細もしっかりとお伝えをしています。
ぜひ、一度ご相談ください。