CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

【ズバリ解説!】アドバイザーの年収UP交渉術

転職

『年収交渉』のあれこれ

私自身、薬剤師のキャリアアドバイザーとして
多くの方のご転職をお手伝いしてきましたが、
転職の理由として「年収UP」を挙げられる方が多いです。

今回は、私たちキャリアアドバイザーが
どのように医療機関と「年収交渉」をしているか
こっそり、でもズバリ解説したいと思います。

まず前提として、「年収」の提示方法について見てみましょう。

A調剤薬局は、薬剤師の正社員を募集しています。
求人票は、このような内容です。

ーーーーーーーーーーーーーー
雇用形態:正社員
業務内容:調剤、服薬指導
勤務時間:9:00~18:00
年  収:450~600万円
     ・
     ・
ーーーーーーーーーーーーーー

これだと、結局年収がいくらになるのか、分からないですよね。
450万円かもしれませんし、
600万円になるかもしれません。

そもそも『年収の元となる評価』は
その方の「経験」や「人柄」などで決定されます。
そのため、求人票の内容だけでは
果たして自分にいくらの年収が提示されるのか、残念ながら分かりません。

それをふまえ、私たちキャリアアドバイザーが
どのように年収交渉を行っているか、みてみましょう。

交渉術その1 職務経歴から交渉を行う
今までのご経験から、年収UPができる「材料を」集めて交渉します。
例えば…
・管理薬剤師経験が豊富
・店舗売上管理をしていた
・総合科目の経験あり
・無菌調剤の経験がある
・店舗立ち上げの経験がある など
求人先が求めるスキルにあわせて交渉を行います。

交渉術その2 保有資格から交渉を行う
現時点で保有している「資格」から交渉を行います。
例えば…
・がん薬物療法認定薬剤師
・認定実務実習指導薬剤師
・漢方薬、生薬認定薬剤師 など
こちらも求人先が求めるスキルにあわせて交渉します。
※注意※
近年、研修認定薬剤師は年収UP交渉の材料にならないケースがほとんどです。

この2点は、履歴書と職務経歴書から読み解くケースが多く
年収UPを目指す方は、
担当のアドバイザーへぜひ提出していただくことをオススメします。

以下は、履歴書だけでは分からない材料を集めて
交渉を行うケースです。

交渉術その3 ヒューマンスキルで交渉を行う
ヒューマンスキル=対人関係能力です。
平たく言うと「お人柄」で年収交渉を行うケースです。
・コミュニケーション能力が高い
・論理的に物事を話すことが出来る
・明るい など
採用担当者に「求める人物像」をお伺いすると
「コミュニケーション能力が高い方」と言われることが非常に多いです。
それほどまでに、ヒューマンスキルが求められる業界ですので
経歴だけではなく、アドバイザーが感じたその方の魅力的な部分も、
交渉材料とします。

交渉術その4 薬剤師観から交渉を行う
病院や薬局が目指す「薬剤師としてのあり方」と、
求職者の方が目指す「薬剤師としてのあり方」がマッチした際に、
強い交渉材料となります。

実際にあった例でお話をすると、薬剤師Tさんは、
「地域住民のために医療を提供したい。
 できるだけ店舗異動が少ない薬局に勤め、患者さまと長く関係性を築きたい。」
といった強い想いがありました。
私がご案内した薬局もまさに同じ想いでしたので、その思いをくんでいただき、
通常よりは30万円ほどアップして年収をご提示いただきました。

このように、キャリアアドバイザーは
様々な材料を使って年収交渉を行っています。

総じて言えることは、
お手伝いをさせていただく方のことを深く理解できていないと交渉ができない、
ということです。

年収UPや高額年収を希望される際には
ぜひ、あなたのキャリアや薬剤師観も添えてご相談ください。


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