疑義照会が苦手…!どうすればいい?
『 疑義照会 』
この言葉に「ドキッ!」としてしまう薬剤師の方も
多いのではないでしょうか?
転職をお手伝いした薬剤師の方からも、
「疑義照会がストレスで…」というお話を伺うことが多いです。
昔よりは疑義照会のハードルは低くなっている印象ですが、
まだまだ気を遣う業務ではありますし、
過去の苦い経験から「疑義照会への苦手意識」が染み付いてしまったという声も。
そんな、疑義照会に対しての苦手意識を少しでも無くすために、
実際に薬剤師の皆さんから伺った、疑義照会の「コツ」をご案内いたします。
Point1:「ねぎらい」の言葉を先生へ
「お忙しいところ恐れ入ります。」
最初にお伝えするだけで、随分印象が変わります。
まず、聞く体制をとっていただくことが大切です。
Point2:「否定」よりも「確認」
疑義照会は、医師と薬剤師のコミュニケーションの場、
つまり、人と人との会話です。伝え方にも気をつけたいものですね。
2つのパターンで疑義照会を比べてみましょう。
パターンA
「●●●錠を250㎎/日に減量してください」
パターンB
「●●●錠が500㎎/日で処方されていますが、
高齢の患者様で、体重も減少している状況ですので、
少し多いような気もしますが、いかがでしょうか」
極端な例ですが、パターンAは自分の意見を伝えるのみでが、
パターンBは「根拠」をもって自分の意見を伝えながら
「確認」を行っています。
このような形で、要件を伝えるだけではなく、
あくまでも、疑義照会を「医師とのコミュニケーションの場」
と捉えてみてもいいかもしれません。
Point3:「タイミングが悪かった!」と割り切る必要も
疑義照会をするなかで、残念ながら冷たい対応をされることもあります。
自身の疑義照会の方法を振り返りつつも、
「タイミングが悪かった!」と割り切る必要も!
何かと気を使う疑義照会ですが、
患者様の健康を守るための大切な仕事ですね。
自信を持って取り組んで参りましょう。