「履歴書が原因で面接に落ちました・・・」
以前、転職をお手伝いした薬剤師の方から伺った話です。
なぜ、落とされたのか詳しく伺ってみると
「志望動機を書いていなかったから」とのこと。
一般のサラリーマンの転職では当たり前のことですが、
薬剤師の転職が売り手市場だった数年前では、
履歴書をほとんど見ずに選考、ということもよくありました。
ただ、薬局を取り巻く経営環境が年々厳しくなり、売り手市場が解消に向かう昨今、
履歴書の段階で選考から落とされるケースが増えてきたように感じます。
そこで今回は、より良い印象を与える「履歴書」について
考えてみたいと思います。
【 受かる=良い印象を与える 履歴書 】
1、志望動機・自己PRがしっかりと記載されている
面接でも直接志望動機を聞かれることがありますので記載は必須です。
また、病院やチェーン薬局など大きな組織の面接を受ける際は、
面接後に、院長や人事部長のもとへ履歴書が渡る可能性があります。
その履歴書に志望動機が記載していないと、悪い印象を与えてしまいます。
2、証明写真の服装がスーツやジャケットなどの正装である
履歴書に貼る証明写真は、スーツ・ジャケットなどが一般的です。
Tシャツや普段着などで、撮っていませんか?
特に、服装や接遇に厳しい企業は服装もしっかりと見ています。
男性であればスーツ、女性であればスーツまたはジャケットなどがふさわしい服装です。
3、履歴書をファイルや封筒に入れている
履歴書は自分の経歴を証明する大切な書類です。
綺麗な状態で、面接官へ渡すようにしましょう。
実際に多いのが、『履歴書が折れ曲がっている』『しわがある』です。
相手に渡す書類だからこそ、丁寧に扱いましょう。
上記は、「必須」のポイント。
これができていないと「落ちる履歴書」となってしまいますのでご注意ください。
※ ※ ※
【番外編】 ~履歴書のあれこれ・注意点~
・職歴の偽り
「2~3ヶ月しか勤務していないから職歴から削除した」
これは職歴詐称にあたります。
社会保険加入歴などで、勤務歴は分かりますので
入職後に発覚した場合、最悪、懲戒処分になる場合もあります。
・職務経歴書もあれば、なお良し
前職の企業の業務内容を別紙にて、
職務経歴書として用意すると、面接がスムーズです。
【例】A調剤薬局にて管理薬剤師として勤務
科目:総合科目 枚数:100枚/日
人員:常勤3名、パート1名
いかがでしたでしょうか?
たかが、履歴書1枚ですが記載のルールがたくさんありますし、
薬剤師の方の選考も年々厳しくなり、一般の業界に近づいていますので、
「前回の転職のときは大丈夫だった」は通用しません。
履歴書作成に自信がない方は、
私たちキャリアアドバイザーにご相談ください。
細かくアドバイスをさせていただきます。
ぜひ、面接の前にお気軽にご相談ください。