CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

短期間での離職、履歴書にどこまで書くの?

キャリアを考える

短期間の勤務先の職歴を記載しない、というのは「あり」なのでしょうか?

職歴を記載しない事によるリスク
まず、職歴を全て正しく記載しなかったからと言って、
その時点で何らかの罪に問われることはありません。
そのため短い期間で退職をした場合やアルバイトなどを、
期間や内容によっては記載しないケースもあるように見受けられます。

ただし、職歴を記載しないことで空いてしまった空白期間については、
面接の際に指摘をされるはずです。
この時にウソの返答をしたり、質問されないように前後の入職や退職の期間を
偽って記載していたりすると「経歴詐称」で内定の取り消しや、
入職後であっても解雇をされてしまうリスクがあります。

これは当然ながら職歴だけでなく、
資格や賞罰、生年月日など履歴書に記載する他の情報についても同様です。 

記載してない職歴が発覚する可能性は?
入社の際に「年金手帳」「雇用保険被保険者証」「源泉徴収票」などの提出が必要になります。

これらには直近の勤務先名と退職日などが記載されており、
年金手帳にはこれまでの加入履歴が記載されていることもあります。

そのため社会保険に加入していたのであれば、
入職時の手続きで履歴書と違うことがわかってしまう可能性が高いです。

入職手続きの時に履歴書と突き合わせなければわかならい、
ともいえなくはないですが、医療業界は狭い世界、噂が巡り巡って・・・
といった形でも十分発覚のリスクがあります。

ここまでの説明で短期間での離職とはいえ職歴を正しく履歴書に書かないことが
逆に面倒に感じられた方も多いのではないでしょうか。

私としても、面接時にウソをつかざるを得なくなる可能性や
経歴詐称が発覚するリスクを考えると、
正直に経歴を記載するべきだと思っています。

短期間での離職=即不採用ではない
そもそも短期間での離職は不採用に「なるかもしれない」という一つの要因であり、
法人にとって魅力的な人材であれば採用が叶う可能性も十分にあります。

そのためにも、面接の前に企業研究と自己の強みの分析を欠かさないようにし、
これまでの職歴を見直して退職理由をはっきり話せるようにしておくなど、
準備をしっかりしておくことをおすすめします。

その上で、今回の転職の理由と短期間での離職にならない根拠を話すことができれば、
場合によっては短期離職をチャンスにつなげることもできるかもしれません。

自己分析と職歴の棚卸は一人ではなかなか難しいものです。
短期間での離職や職歴が多く悩んでいる方はぜひ弊社キャリアコンサルタントにご相談ください。


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