CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

薬剤師の定年後のキャリアについて

キャリアを考える

定年を迎えたその先に何をするか

最近、転職のお手伝いをした薬剤師の方で以下のようなケースがありました。

■Aさんのケース (病院薬剤師⇒定年後 製薬会社非常勤⇒ )

病院薬剤師として40年近くのキャリアを積まれ、
定年後は製薬会社の非常勤薬剤師に転職、品質管理等の業務に従事されていました。

元々、病院でのフルタイム勤務に対して体力的にきついと感じていたことから、
時短で、業務内容も難しいものではない製薬会社での非常勤勤務に
当初は満足をされていらっしゃいました。

しかし、再度転職を考え、弊社に転職支援のご依頼をいただくことになるのですが、
その理由は「最後まで薬剤師として医療に携わりたいから」というものでした。

   * * * *

定年後も働く理由は人それぞれです。
収入のためであったり、例えば60代でも40代のような体力を維持し、
バリバリと働きたいという方もいらっしゃいます。

大切なのは「何のために働くか」を明確にすることです。

定年を迎えた薬剤師にはいくつかの選択肢があります、
代表的なものは以下の4つではないでしょうか。

(1) 再雇用制度の利用
定年後に勤務形態を変えて今の職場での勤務を継続する方法です。
これまでの環境を変えずに働くことができますが1年毎の契約となることが多いようです。

(2) 調剤薬局への転職
調剤薬局であれば小規模であるほど定年などの融通が利きやすく、
また求人の絶対数も多いため、定年後のキャリアとしては一番可能性が高いのではないでしょうか。
ただし、当然ですが調剤経験の有無が問われることになります。

(3) ドラッグストア・物流倉庫などへの転職
調剤経験のない方でも受け入れ可能な転職先としては
ドラッグストアでのOTC販売や物流倉庫などの薬剤師勤務などがあります。
ただし、求人数が少なく、基本的には競争率は高いです。

(4) 病院への転職
60歳以上の方のお受け入れが可能な求人が調剤薬局に比べて少ない印象です。
ただし、病院の形態によっては相談できるところがないわけではありません。
比較的相談をしやすいのは精神科やケアミックスの病院など、
一方で急性期の病院で求人が出ることはほとんどありません。
 

上記の通り、他の業種に比べて薬剤師は資格が必要で専門制が高く、
定年後の選択肢は多いと言えます。
また、豊富な経験と資金があれば「独立開業」という選択肢もあります。

転職先を探す際の注意点としては、
「転職支援サイトやハローワークに出ている求人は
 基本的に定年前の方に対しての求人条件である」と言うことです。
定年後の方向けに〇歳以上歓迎と記載のある求人は少なく、一方で法律上の制限もあり、
全ての求人に「応募条件 〇歳まで」という記載があるわけではありません。
個別に応募が可能かを確認していくことは非常に手間がかかりますので、
我々キャリアアドバイザーにお任せいただくことが一番の近道ではないでしょうか。

私たちキャリアアドバイザーは皆さまお一人お一人が希望されるライフプランに
合わせた求人をご案内しています。
定年を機に新たなキャリアを望まれている方はぜひお気軽にご相談ください。


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