2020年の東京オリンピックの開催に向けてますます需要が高まるであろうスポーツファーマシスト。
興味をお持ちの方も多いかと思います。
「公認スポーツファーマシスト認定制度」とは、
2009年度より公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)主催、
公益社団法人日本薬剤師会協力のもとでスタートしたまだまだ新しい資格です。
主な活動は「ドーピングの防止」です。
ドーピングと一口にいっても、故意に行うドーピングと、
「うっかり」行ってしまうドーピングがあります。
スポーツ選手・愛好者・指導者が、うっかりドーピングをしないために、
常に最新のドーピング防止規則に関する情報を持ち、提供することが大切な仕事です。
公認スポーツファーマシストになるには
基礎講習会と実務講習会の2種類の講習会の受講が必要になります。
そして、知識到達度確認試験で一定以上の成績を修めると、
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から認定証を授与され、
公認スポーツファーマシストを名乗ることが出来ます。
もちろん、薬剤師資格保有者が前提となりますが、経験年数を問われることはありません。
スポーツファーマシストの求人は、新しい資格ということもあり、まだまだ少ないのが現状です。
普段は調剤薬局や病院で勤務を行い、スポーツ大会時に、ボランティアや人材派遣などで
スポーツファーマシストとして活躍される方も多くいらっしゃいます。
一方で、現在はまだ需要は少ないですが、
少しずつスポーツファーマシストを配置することをうたう病院や調剤薬局、
ドラッグストアが増えてきています。
今後、東京オリンピックに向けて需要が高まることも考えられます。
スポーツファーマシストとして活躍を目指されている方は、日頃から情報収集を行うために、
人材紹介会社や派遣会社に登録することもひとつの手段かもしれませんね。