先日、漢方を専門に扱う調剤薬局に店舗見学に行って参りました。
店舗に入った途端、漢方薬の香りがふわりと漂ってきます。
生薬専門の分包機や練り込み機など、
普段、通常の調剤薬局では見かけない機器ばかりです。
「漢方を学びたい!」そんな想いを持った方にはピッタリの職場でした。
さて、ひとことに漢方といっても様々な薬局があります。
どんな薬局があるのか、
求人を探す際にどういった点に留意すべきか、
漢方薬が学べる薬局についてお話をさせていただきます。
まず、漢方薬局では、薬剤師が患者さんのカウンセリングを行います。
漢方薬は同じ病名であっても患者さんそれぞれの症状、体質によって使用する薬が異なります。
そのため、体質や体調、具体的な症状をヒアリングし、
それに応じた漢方薬を選定し、販売しています。
言わば、医師の処方箋を応需せずに、自費診療で漢方を販売している薬局です。
主に漢方相談をメインとするこういった漢方薬局の求人は極稀で、
ほとんど目にすることがありません。
一方で、漢方薬を専門に扱う調剤薬局では、医師の処方箋に基づいて調剤を行います。
保険適用が認められている生薬やエキス剤は多数あり、
医師の処方があれば、漢方薬も健康保険を利用して受け取ることが出来ます。
求人数は決して多くはないものの、上記の漢方薬局に比べると、一定数の求人が出てきます。
それでは、漢方が学べる求人を探す場合、
どのような点に気を付けるべきか、いくつかポイントをご紹介します。
(1) 自費診療or保険診療?
上述した通り、処方箋を応需しない自費診療で行う漢方薬局なのか、
保険診療の漢方薬を扱う調剤薬局なのかによって、
業務内容は大きく異なります。必ず確認が必要です。
(2) 取り扱いの漢方薬の種類
漢方を本格的に学びたい!そんな希望をお持ちの方々にとって、
生薬の取り扱いがあるかどうかは非常に重要なポイントになります。
メーカー販売のエキス剤だけではなく、煎じ薬や散剤、丸剤、軟膏剤など、
どのような種類の漢方薬を取り扱っているのか、確認をしましょう!
(3) 漢方薬と西洋薬の割合
門前医師が漢方ご専門の先生でも西洋薬を扱っているケースは多くあります。
漢方薬と西洋薬の取り扱いがどのぐらいの割合なのか確認をしておくと安心です。
未経験でもご応募可能な求人先もあります。
求人数自体が少ない漢方を扱う求人は、何よりもタイミングを逃さないことが大切です!
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。