将来独立を目指す薬剤師の方、必見!
これまで薬剤師の方々の転職サポートをさせていただく中で、
「将来独立して自分の薬局を持ちたい!」そんな熱い想いをお持ちの方にも、
多く出会って参りました。
その想いを叶えるためには、開業に向けた準備が大切です。
同じような志をお持ちの方々が、転職先を選ばれた視点や、
また選ぶときに注意すべき点や確認すべき点も含め、お話をさせていただきます。
(1) 経営が学べる環境
独立をするためには、薬剤師としての経験・スキルはもちろんですが、
それだけではなく、経営者としてのスキルが必要になります。
どんな環境であれば、経営者としてのスキル・ノウハウを学ぶことができるのでしょうか。
■社長との距離が近く、経営のノウハウを学べる環境
社長との距離が近く、風通しの良い会社の場合、
直接社長から経営ノウハウを学ぶことができます。
もちろん、独立を応援してくださる社長、面倒見の良い社長、
優しさだけではなく厳しさもお持ちの社長、など経営者の方のお人柄が重要です。
■店舗運営・マネジメントを任せてもらえる環境
店舗の運営ノウハウやマネジメント能力を養うことも大切です。
例えば1店舗の管理薬剤師の業務を見ても、
会社によって任せられる業務範囲が異なります。
売上の管理、レセプト請求、門前Drとのお付き合い、スタッフの採用など、
任せてもらえる業務範囲を確認することが必要です。
■勢いのある会社
勢いのある会社は、積極的に新店舗を開局しており、
新店舗の立ち上げに携わるチャンスが多くあります。
また優れた経営手腕をお持ちの方が多く、
そのような経営者の近くで、学べる環境も魅力のひとつです。
(2) 独立支援のある会社
「独立・開業支援あり」
こんなキーワードを求人情報でご覧になることもあるかと思います。
「支援制度」と言われるとなんだか安心してしまいがちですが、
実際の具体的支援の内容を確認する必要があります。
フランチャイズ契約、物件の紹介、既存店舗の営業権譲渡、
事業計画作成のサポート、取引会社の紹介など、支援内容は様々です。
また、実際独立に至った過去の事例も確認すべきです。
「独立支援制度あり!」と書いてあるにも関わらず、
過去一度も実績がないということも考えられます。
(3) 薬剤師としての具体的な経験・スキルが身につく職場
「開業したらどんな薬局をつくりたいか?」
この想いによって、在宅・漢方・一般用医薬品・健康食品など、
経験すべき経験・スキルは異なります。
「将来、在宅に特化した薬局をつくりたい」という想いがあり、
施設在宅・個人宅の経験だけではなく、
在宅の営業を任せていただける環境を選択された方もいらっしゃいました。
(4) 資金集めのための職場
独立をするためには開業資金が必要になります。
そのため、資金集めのために一定期間、高収入を得ることのできる
職場を選ばれる方もいらっしゃいます。
僻地や契約社員であれば、そういった職場の選択肢も多くあります。
将来の独立に向けて、「今」必要なことはお人によってそれぞれだと思います。
「将来独立したい!そのために今どんな職場を選ぶべきなのか?」
お悩みの方がいらっしゃれば、お気軽にキャリアコンサルタントにご相談ください。