一般的に、転職回数が多いとネガティブなイメージを持たれてしまいます。
なぜなら、これまで日本では終身雇用が当たり前と考えられ、
一つの会社で勤めることが良しとされていたからです。
さらに、「仕事によるストレスへの耐性が弱いのでは?」
「人間関係に問題があるのでは?」と憶測をされる可能性もあります。
そのため、転職歴が多い場合、
これまでの経歴について前向きな転職だったことをアピールことが大切です。
転職回数をハンデにしないためには、まず経歴の分析から始めると良いでしょう。
自分自身で職歴を振り返り、それぞれの退職理由・転職理由を明確にして、
何が叶わなかったのか、何を叶えたくて転職に踏み切ったのかを整理してみることが大事です。
また、分析を踏まえ、
面接できちんと理由を述べられるように十分な準備をしてくことも必要です。
面接時における主なポイント挙げてみます。
POINT1 退職理由や志望動機は前向きな言葉で伝える
前職の待遇や業務内容に不満があった場合でも、それをそのまま伝えるのは避けるべきです。
「スキルアップをしたい」「患者さんともっと関わる仕事がしたい」「在宅医療を経験したい」など
信念に基づいて転職をしたことを前向きな言葉で伝えましょう。
一貫したビジョンがあることを示すとより印象が良くなります。
POINT2 幅広い経験を積んできたことをアピールする
転職回数が多いことは、色々な職場で経験を積んできたと考えれば自分の強みになります。
これまでの経験を次の職場でどのように活かせるか、具体的なエピソードを交えながらアピールしましょう。
20代でキャリアが浅い人の場合は無理やり実績を伝えるよりも、
「こんなことをしたい」と希望を積極的に述べたほうが好印象に繋がりやすいです。
POINT3 勉強に対する姿勢をアピールする
取得資格や特技のほか、現在取得中を目指して挑戦中の資格や個人的に勉強を
続けていることなどを触れると良い効果を生むことがあります。
特に、かかりつけ薬剤師や認定薬剤師の資格取得ため研修を受けているなどは、
ポイントアップに繋がりやすいです。
POINT4 継続して仕事をする意思をしっかりと伝える
転職回数が多い場合、採用担当者は「せっかく採用しても短期間で退職してしまうのではないか」と
懸念される可能性があります。今後は継続して仕事をする意思をアピールします。
入社後、5年後、10年後にどのようになっていたいかなど、
具体的なキャリアプランを伝えることで長く働きたいことを伝えましょう。
面接にて良い印象をお持ちいただけた場合、内定をいただけるだけでなく、
給与交渉ができるケースもあります。
面接に進む前には『この人に来てほしい』と思わせる事前準備をしっかり行いましょう。