転職活動をする際に有給休暇の取得率について確認をされる方は多いと思います。
ただ、有給休暇といっても会社ごとに取得方法は様々。
そこで、本日は有給休暇に関してもう一歩踏み込んで
確認いただきたい事項についてご案内します。
【確認1】有給休暇の付与されるタイミング
有給休暇について、「入社半年後から10日間付与」とする法人は多いです。
法律でこのように定められているため、
この日数を会社規定として定めている会社が多いためですが、
付与に関して会社独自に規定を定めている法人もあります。
具体的には、「入社日から有給が付与」される会社もあれば、
「試用期間終了後から有給が付与」される会社もあるのです。
入社前に法人側から提示される雇用契約書には有給休暇に関して記載の義務があるため、
まずは書面を確認してみてください。
【確認2】有給休暇の取得方法
有給休暇は一般的に1日単位で使用するもの思われがちですが、
使用方法には会社ごとに規定が異なります。
具体的に言うと半日単位で使用できることもあれば、
1時間単位・10分単位など時間単位で取得できることもあります。
特に子育てをしながら勤務されている方には、
お子さまの送り迎えのために勤務時間を上手に調整したい方も多いと思います。
有給休暇をどの単位で取得ができるか、については
是非みなさまにご確認いただきたいポイントです。
【確認3】有給休暇の前借り制度
入社後、有給休暇が付与される前に、
体調不良などで急に休みが必要になった場合は困る
という方も多いかと思います。
その場合、「休みをシフトで調整して対応する」と伺うことがよくありますが、
会社独自の制度で「有給を前借りして取得」させてもらえることがあります。
仮に給与の支払い方法が月給制の場合、
欠勤が発生すると賞与の支給額にも影響する可能性があるため、
万が一に備えてこの点についても確認しておくと安心です。
【確認4】有給休暇の取得率
有給休暇の所得率について確認される方は多いですが、
実際にはこの数字だけでは比較できないこともあります。
例えば、夏季休暇・冬期休暇を有給休暇で取得する会社もあり、
そうでない会社に比べると必然的に取得率が高くなります。
一方、勤続年数が長い方が多く在籍されている場合には、
付与される有給休暇が多くなるため、取得率が低くなることもあります。
取得率だけでなく、より具体的に取得の状況についてご確認いただくと良いでしょう。
※ ※ ※
以上、ご案内したように、
同じ有給休暇といっても取得方法が法人ごとに異なるため、
気になる点については是非入社前に確認をいただければと思います。
一方で、あまり微に入り細に入り質問をしすぎると
選考時の印象に関わることもあるため、
まずは担当のコンサルタントにご相談いただければと思います。