転職活動は、体力的にも精神的にも疲れるもの。
皆さまからは、転職先についての情報収集や、履歴書の書き方、
面談当日の対応など、様々なご質問・ご相談をいただきます。
その中でも、多くの方が悩まれるのが「退職交渉」。
これまでお世話になった職場で、退職の話を切り出すのは確かに勇気がいります。
「今自分が辞めてしまったら、職場に迷惑がかかるのでは…?」、
「引き止められてしまったら、断りにくい…」など、悩みの種は尽きません。
悩みすぎてしまい転職の時期が決められなかったり、
いざ転職先が決まっても退職が出来ず、入職時期が延びてしまう、
なんてお話もうかがいます。
退職交渉に悩んでしまったという方には、
まず、「なぜ、何のために転職するのか」を改めて整理して、
行動に移すことをおすすめします。
「施設形態を変え心機一転学び直したい…」
「自分自身のキャリアアップのため」
「条件面の不満を解消するため…」
「家庭の都合でやむなく…」
など、そもそもの転職の目的を今一度整理してみましょう。
転職は会社のためにするものではありません。
もちろん退職をすることで、現在の職場に多少なりとも迷惑をかけることになると思いますが、
一方で、入職時期が延びることで、
転職先の法人にも迷惑をかけてしまうことを忘れてはなりません。
そこで今回は、退職交渉を行うポイントについてまとめてみます。
■退職交渉を行うポイント
【POINT1】希望する退職時期を明確に伝える
例:「2月1日より就職する先が決まっているため、1月末で退職させてください。」
法律では2週間という規定もありますが、最低1ヶ月前を心がけたいもの。
退職までに余裕があれば、会社も採用活動や人事異動などの準備ができます。
【POINT2】まずは自分の直属の上司に伝える
最初に同僚に伝えてしまい、そこから上司の耳に入る、という最悪の事態は避けましょう。
上司の心証が悪くなり、無駄に話がこじれてしまう可能性もあります。
【POINT3】たとえ引きとめられても、退職の意思は曲げない
転職は自分自身のため。引きとめるのは会社の都合であって、
あなたのためではないという割り切りも時には必要です。
【POINT4】たとえ退職の相談を聞いてもらえなくとも、退職はできる
もちろんおすすめはしませんが、あまりにも引き止めが激しい場合、
法律に則った上で退職の意思を伝えれば、黙って去るということもできなくはありません。
【POINT4】は少し極端なお話ですが、
ご自身のため、現在の勤務先のため、転職先の法人のため、
全てはあなたの決断と行動が鍵になります。
私たちコンサルタントは、
転職先のご紹介、面談の同行だけでなく、
退職に関するご相談もお受けできる転職・キャリアの専門家です。
お悩みの方は、いつでもご相談ください。