弊社も含め、サイト上に人材紹介会社のキャリアアドバイザーが
コラムを載せているところが増えてきたように感じます。
求人を選ぶ時代から、キャリアアドバイザーを選ぶ時代に変わってきたことの現れと、
一コンサルタントとして嬉しく思うと同時に、
選んでいただけるようなアドバイザーになるため頑張らねばと
改めて気を引き締めている次第です。
さて、今日のコラムは、どの人材紹介会社のアドバイザーも
口を揃えて言っているであろう
「人材紹介会社を介さず、医療機関へご自身で直接応募することは避けた方が良い」というお話です。
ご自身のツテやハローワーク、医療機関への直接の応募が主流だった時代から、
今や人材紹介会社は全国に2万社あると言われるほどに。
これは、人材紹介会社を利用する方が増えたということに他なりません。
一体なぜなのでしょうか?
今回はそんな人材紹介会社を利用して転職をすることのメリットについて、
お話します。
▼直接応募のデメリット
1)個人情報の流出
ご自身で直接医療機関にコンタクトを取る以上、
匿名で話を進めることは難しいのではないでしょうか。
やはりある程度の個人情報の開示を求められるはずです。
例えば求人内容に質問があり問い合わせた場合でも、
名を名乗り、連絡先を伝え、返答を待つことになるかと思います。
結果的に、
・比較検討の段階で熱心に誘われ断りにくくなる
・現在の勤務先に辞めることが先に伝わってしまう
といった懸念があります。
狭い範囲で転職活動をされる際には比較的想定されるトラブルです。
2)交渉が難しい
キャリアアドバイザー経験者でもない限り、
「転職での条件交渉に慣れている」という方は少ないと思います。
伝え方によって印象が悪くなってしまったり、
そもそも交渉自体受け付けてもらえないといったこともありえます。
3)断れない/辞められない
知り合いのツテの場合、紹介してくださった方のことを想うと内定を断りにくい。
また、入職後も辞めにくいというお話もよく伺います。
▼紹介会社を通すメリット
(1)転職活動がスムーズになる
今の募集状況を確認し、条件を聞き、比較検討する。
それなりに時間のかかることですし、
仕事をしながらの転職活動ではなかなか多くの医療機関に問い合わせができず、
また時間をかけすぎてしまって、募集が終了してしまうこともあります。
人材紹介会社は常に求人にアンテナを張り、多くの求人を保有しています。
その求人の案内を受けるだけでも、
ご自身で探されるよりはるかに短時間で情報収集ができ、
情報収集~比較検討までがとてもスムーズになるはずです。
(2)記録(書面)に残す事ができる
人材紹介会社では、必ず勤務条件などは書面で残します。
例えば弊社では、弊社作成の勤務条件をまとめた書類に、
医療機関、求職者、弊社キャリアアドバイザーの三者で確認・捺印を行います。
面接の時ほど緊張していて、「肝心の条件の内容を忘れてしまった」なんてことも伺います。
弊社では、ご入職後の「こんなはずじゃなかった」を
極力減らすよう努めています。
(3)第三者の意見を聞くことができる
キャリアアドバイザーは転職支援のプロ。
沢山の方の転職をお手伝いしていますし、
医療機関の雰囲気や対応、人間関係、経営状況など、様々な情報を持っています。
もちろんご転職をされるのは皆さま自身、
最終的には納得感を持ってご自身で決断をいただきたいです。
私たちの持つ情報がその決断の材料の一つになるはずです。
転職を考えられた際、また、そもそも転職すべきか迷われた際には、
まずは転職のプロであるキャリアアドバイザーにご相談をされてはいかがでしょうか。